関東圏のかつらWith認定ヘア・ショップをしております、a-reu・a-reu(アルー・アルー)の中原です。
ウイッグを扱い始めて5年が経ちました。
アルー・アルーは美容室として営業しているため今は一日に出来てもお一人くらいで決して多くの方に対応できないのが現実です。ですが、これまで延べ800人近い方たちを担当させて頂いて 大変多くの反響を頂いています。
私自身 今まで ヘアーメイクアップアーティストとして活動して ウィッグ(かつら)を扱うのはファッションとしてだけでした。それが この5年で大きく変わりました。
ウイッグ(カツラ)を求められる方は 本当に多くの理由があります。
円形脱毛症・白血病やガン等の病気、けがの治療・薄毛症など、今まで仕事としてかかわる事が少なかった方たちのいろんな声を頂き ウィッグ(かつら)製品に反映できるように努めてきました。
ウィッグ(かつら)を作るのは 今までの美容の技術だけでは 十分ではありません。
それこそ 自分自身試行錯誤の連続でしたがウィッグ(かつら)は、体と別の物という考え方より、その人の一部分としての髪を作るように心がけています。
以前、撮影の関係で特殊メイクもする事がありました。
例えば 切り傷ひとつ作るにしても 実際の傷をまじまじと見ていないと作る事は出来ません。これとよく似て、ウイッグ(カツラ)を作るにあたり 以前よりも <頭髪>をよく見るようになりました。より自然に見せるためにはどうすれば良いのか?と。
小さな頃から髪が抜けてウイッグ(カツラ)を使用されている 20代の女性がサロンに来られたとき、「どんなスタイルにしますか?」と普通のスタイルブックをお見せしたら、「こんな風に 今のスタイルを見せてもらったのは初めてだし こんなスタイルがウイック(カツラ)で出来ると思わなかった」と言われました。
私としては そのほうがビックリでした。

確かに ウイック(カツラ)の品質は 大切です。髪の植え方・毛の質・量・ベースの素材など ウイッグ(カツラ)の出来を左右する項目は色々あります。
ただ こういう項目を決めていく上で ヘアースタイルとその人のライフスタイルはとても重要だからです。
私にメイクアップを 教えてくれた方にこう言われました。
「メイクをした後より してしない方が良かったと言われれば それは意味がない事。私たちがしているのは 少しでも顔をあげて 自信をもって歩けるようにしてあげる事だ」と。
まさに 今の私にとって ウイッグ(カツラ)もそれと同じです。
大抵の方は ウイッグ(カツラ)を着けているという事は 隠したがります。もちろん公言する事でもないと思います。
ただ 隠したい気持ちばかりで、その人の生活がマイナスになるのならそのウイッグ(カツラ)は 意味のないものなのかもしれません。
その人が ウイッグ(カツラ)をつける事で生活が少しでも楽しくなるような製品をこれからも提供していきたいと思っています。
a-reu a-reu (アル−アル−) 中原 幸信